うつ病を悪化させないための方法やうつ病の原因を解説し、社会へ復帰して再就職を目指すための方法を検討しています

うつ病はこんなときに悪化する

病名や症状は、人間の表に表れる現象の程度を便宜的に分類したに過ぎないので、ここからここまでが「うつ病」で、ここまでは「軽症うつ病」だと明確に線引きできるものではありません。健康な状態であっても、誰もが何らかの病原菌を抱えており、体内の免疫機構が勝利をおさめているあいだは、病状が表に出ないのと似たようなものです。うつ病だと、はっきりと自覚するか(自称)、病院へ行って医師から認定されるかして、うつ病となりますが、ここでは「軽症うつ病」から「うつ病」へと悪化していくことを前提に話を進めたいと思います。

「軽症うつ病」は「仮面うつ病」と言われるように、体調の悪さが症状となって出てきます。それに気付いて直そうとします。頭痛がするなら頭痛薬を飲んで、仕事を続けようとしますし、体がだるいようなら栄養剤を打ってもらって、いっそう頑張ろうとします。外的な要因に原因があるのに、内的なエネルギーで何とか乗り切ろうとするわけですね。しかし、環境が変わらないものだから、職場(外)からくる圧力もいっこうに変わらないばかりか、風向きがさらにきつくなる場合だってあるわけです。特にひとつの仕事を乗り切ったことが評価されて、より重責を担うようになってしまうと、圧力や圧迫感というものは増えてしまいます。ところが、これに気付かない。気付かされないような仕組みになっています。賞与やポスト、権限の拡大、予算の追加といった会社側からの期待に答えようとして、さらに頑張ってしまいます。そして、さらに悪循環に……。いつか焼ききれます。燃え尽き症候群というのは、外因性うつ病とも言われるゆえんです。

納得できない治療法がある

外因性と内因性のどちらからくる「うつ病」なのかを見極めて、適切な治療法を実行するべきです。さて、その治療法のなかには、「気の持ちよう」「見方を変えよう」というものがあります。たとえば、会社の人間関係にストレスを感じているときに、「相手を人間と考えるからストレスになるのです。人間だと思わないようにしましょう」などと真顔で語るひとがいます。わたしなどは、本気で言っているのか、脳の構造を疑ってしまうような発言なのですが。高い税金や保険・年金などの必要経費に喘いでいるなかで、「税金とは思わずに、社会に奉仕しているのだと思いなさい」と言われて、ストレスが解消しますか? そういった個人の気の持ちよう次第で克服できるとする考え方には、どうしても賛同できません。むしろ、他人に何が分かる……という気持ちになってしまいます。それよりも、現在の環境や職場から、離れるなり変えるなりして、疲れない環境へ移るほうが効果があるでしょう。うつ病の治療には、うつ秒の原因となっていることから離れることが重要です。「しかし、任された仕事を自分勝手な理由で、放棄することはできない」と考える方もいるでしょう。むしろ、そうしてより酷い状態へ陥ってしまう

のですが。キリのいいところで、離れないと最後まで行き着くことになります。身も心も擦り切れてしまって、突然、ダウン。多大な、今以上の迷惑をまわりに掛けることになります。そえした日の到来しないうちに、あらかじめ職場から離れることを口にしておきましょう。でないと、結局、まわりが迷惑することになります。